ラブ・アクチュアリー

これはホント、クリスマス・シーズンに観たかったなあ!
ジェラシーで一国の行く末決められたらたまったもんじゃないけど、まあそんなのもご愛嬌で。
恋というものは、はじめるのは簡単だけれども、続けてゆくのはとてつもなく大変で、苦い薬の詰まったキャンディのようだなあと思うのだけど、この映画はそのキャンディの部分を盛大にばら撒いてくれる気前の良いサンタクロースみたいだ。
真ん中まで甘いわけじゃないんだよ、と思いつつも、キャンディの甘さも知ってはいるわけで、この映画のようにその甘さだけを味わわせてくれるものは、食べなくても生きては行けるけど食べるのをやめられないデザートのようなものだ。だってやっぱり、この世からお菓子ってものがなくなったら、って想像したら、けっこうゲンナリするものねえ。
ちなみにいちばん好きだったのは、参列者が次々にバンドに加わっていっちゃう結婚式のシーン。どんどん楽器が増えて大合唱&大合奏になるところまでフルコーラス見せて欲しかったなー!