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正直、ヨーロッパ向けに愛想笑いしちゃったかな?と思われる部分がなくもない、 つーか「本人にそのつもりがなくてもそうとしか見えませんよ」だったり、 人生を四季に喩えちゃうなんてありがちだしなあ、 ちょっと説教臭いし、 でもね、最後の「冬」のシー…
噂の怪作を先日はじめて映画館で観賞しました。 たしかにこの映画は、控えめに言っても常軌を逸していますし、見世物として作られたものであることはまちがいありません。 しかし、観客の皆さんの大爆笑渦巻く館内で、わたしは一人居心地の悪い思いに苛まれ…
いや、この映画、相当好きですよ! わたしにとってのこの映画をひとつのイメージにすると、 闇に向かって、震えながら伸ばされる手、です。 震えながらも、手を伸ばすことを決して止めないのは、闇の向こうにきっとあるはずのなにかを求めることを止められな…
自分へのプレゼントとして『チェブラーシカ』を観に行く。 今回は幻の!4本目のフィルム「チェブラーシカ学校へ行く」が上映されるのです。 わたしは元来ぬいぐるみやキャラクターものにほとんど興味のない人間なのですが、チェブだけはもう、はじめて予告編…
キム・キドクは農夫や酪農家に似ている。彼らは人間に食させるため、やがて殺される運命の植物や動物を愛情込め育てる。かと言って、生きるために万物を殺し続ける人間を愛することも決してやめない。地上の哀しみを彼はいつも憎しみながら愛している。 瀬々…
今日の大当たり!これを最後にもってきておいて良かったー! 多くの人が指摘しているとおり、この映画の本当の面白さは、この映画が描いている時代の韓国をリアルタイムで体験した人間にしかわからないものだろう。それでも、現代を生きる日本人であるわたし…
今週で上映が終わる数々の映画の中から選りすぐった一本だったんだけど…別に観なくてよかったかなあ…(ぼそ) オープニングからタイトルバックあたりまではわりと良かったと思うんだけど。 あと、メラニー・グリフィスを久々に観られたのはうれしかった。
これはホント、クリスマス・シーズンに観たかったなあ! ジェラシーで一国の行く末決められたらたまったもんじゃないけど、まあそんなのもご愛嬌で。 恋というものは、はじめるのは簡単だけれども、続けてゆくのはとてつもなく大変で、苦い薬の詰まったキャ…
ひやー!よかったあー!もう観てる間じゅうずっとしあわせだった。 長かったけどちっとも苦痛じゃなかった。むしろもっとずっと観ていたかった。 蒼井優ちゃんはホントにもうなんてなんてかわいいんだろ! 一挙手一投足、眺めているだけでしあわせ…。 申し訳…
『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督の新作。 また「カノン」を使っている。予告編だけかと思ったら本編にも使われていた。この人よっぽどカノンが好きなのだろうか。 最初は地味にしか見えなかったヒロインがだんだんかわいく見えてくるのは『猟奇的な…
ほとんど期待してなかったんだけど、ある一点においてすこぶる感動してしまったので★★★★。 というのも、ツインズの片割れジリアン・チョンが、ラストで元気玉みたいなやつを飲み込んで スーパーサイヤ人のごとくになっちゃうんですけどね、その全然かわいく…
■■■以下ネタバレ!■■■というほどではないかも…? 上に書いたこと以外でやたら気になったことがあって、 それは映研の部長のミナトさんと、副部長(?)のワクイさんの関係について。 蓮実重彦の本を読みつつ「わたしはわたしの映画を守る」と言うミナトさん…
1980年に5才だったわたしの記憶といえば、なぜか「なかよし」1月号の読者コーナー。 別になにか印象的なことが書いてあったというわけでもなくて、 ただ、「1980」という字面に「なんかすごい」とやたらに感動したのを覚えている。 そんなことはどうでもよく…
ニール・ジョーダン監督作だったので場末の映画館まで遠征したのだが、 なんとなく集中できなかったのは自分のせいなのか映画のせいなのか。 主題が曖昧で、物語も散漫な印象だった。 どこに焦点を合わせて、なにに共振すれば良いのか掴み切れないうちに映画…
■■■ネタバレ注意!■■■ 封切りを観逃がすという失態を悔やみ、絶対に追っかけて観てやると心に決めていた。 が、期待値が高すぎたためか星取は★3.5といったところ。 この映画の物足りない部分はアンディ・ラウ演じるラウのキャラクターの描写不足にあるように…
ヴェニスの怪しげな古いホテルに映画の撮影隊が泊まっていて、 「ドグマ」の参加作品として「マルフィ公爵夫人」を撮っている。 怪しいホテルスタッフの怪しい行動、撮影隊の人間各々に起こる様々な出来事、 それを、即興で、俳優各自自前の衣装とメイクで、…
そんな中、今週で終わる映画を「こなし」に出掛ける。 タイトルも confidence となっているとおり、コンゲーム映画である。 わたしはのせられやすいタチなので見事に騙されたけれども、 まだ物足りない、食い足りない、腹八分目ならぬ腹六分目くらいの満足度…
昨日の日記へのコメントを受けつつ。 本日も■■■ネタバレ注意!■■■・デイブが被った誤解が「ただの偶然」にすぎなかったこと、についてはわたしはあまり気にしていない。「現実って不幸な偶然に満ちているものだ」などと思っているから。が、作り手の矜持の問…
■■■ネタバレ注意!■■■ ・観賞直後はとにかく辛かった。顔を覆って泣きじゃくりたかった。あまりにも救いがなくて。デイブが、セレステが、マイケルが、あまりに不憫で。・デイブの人生とは一体なんだったのか。デイブにとって友人や家族とはなんだっただろう…
中平康レトロスペクティブ@シネ・ヌーヴォ。 『危いことなら銭になる』『黒い賭博師』『黒い賭博師 悪魔の左手』『おんなの渦と渕と流れ』の4本中 やっぱり特筆ものは『危いことなら銭になる』! 大傑作ですよこれホント。 徹底的にデタラメでnonsenseで躁…
待ちきれずに試写会で観てしまった! 結論から言うと、すばらしかった。 そりゃあ気になるところはいくつかあって、 たとえば、デネソールの最期は、ボロミアの父上があんな死に方をするなんてあまりにも悲しかったし、 ファラミアやエオウィンのその後がど…
孤独な魂は孤独な魂を知り、それに寄り添う。それが愛するということ。 では、なぜ愛するか、ということは理屈では全く説明できない。 あんな男のどこが良いのか、さっさと逃げ出せばいいのに、 なんてことはわたしが彼女じゃないから言えることなのだ。 彼…
子供の頃にビデオで何回となく観たこの映画をとうとう映画館で観ることができた。 アルプスの山並み、青空、そしてなんと言っても、歌!歌!!歌!!! ミュージカルシーンになるたび胸がいっぱいになって涙が出る。 人間はおそろしく邪悪で愚かで醜い生き物…
勝新映画祭で『ドドンパ酔虎伝』。 ミュージカル時代劇としては大した出来ではないが 渡辺“東京ドドンパ娘”マリのソウル・ボイスに聞き惚れた。 もっと彼女に歌って欲しかったなあ。 ほんの二曲歌いに出てくるだけでお話には全く絡まない。 だいたい、ミュー…
けっこう衝撃を受けた。 久しぶりに力を込めて批評らしきコメントを書いた。
『シャンハイ・ナイト』/『ポロック 二人だけのアトリエ』/『東京ゴッドファーザーズ』観る。全部CinemaScapeに投稿。 『シャンハイ・ナイト』については自分でもちょっと気持ち悪いぐらいの内容になってしまった…。 でもなんて非難されてもめげないわ!だっ…