仕事

日曜だと言うのにご出勤の妹を見送ったあと
(まあわたしも遅い時間からではあるにせよ仕事はあったのだが)
彼女の部屋で呑気に「サンデープロジェクト」などを見ていると、
鳥取県知事・片山善博さんの奮闘ぶりが紹介されていた。
彼は地方自治改革の旗手とも言うべき人なのだそうで、
既に二期目を迎えるその仕事を今日ようやく見知ったのであるが、
テレビで取り上げられたことのみを鵜呑みにすべきではないのを重々承知してはいながらも、
彼を筆頭とした鳥取県職員の方々の働きぶりにすっかり勇気付けられた日曜の朝であった。
30歳を前にして、近頃は自分のこれからについていろいろ考えることも多いのだが、
自分の食い扶持ぐらいはなんとか稼いで、のんびり呑気に好きなことだけして暮らしてゆく生き方にも惹かれるけれど、
やっぱりなにかしら人の役に立つ仕事を成したいと思う気持ちも自分の中に捨て去りがたくあるのだということに気付かされると共に、
人の志に勇気付けられたからには、まずは自分の今いる場所で、
できることからはじめるのが本筋というものであろう、などということも考えたりしたのであった。
ということを、忘れないためにここに記しておく。