コンフィデンス

そんな中、今週で終わる映画を「こなし」に出掛ける。
タイトルも confidence となっているとおり、コンゲーム映画である。
わたしはのせられやすいタチなので見事に騙されたけれども、
まだ物足りない、食い足りない、腹八分目ならぬ腹六分目くらいの満足度だ。
それも、この映画の食い足りなさは、プロットそのものの問題と言うよりも、
その組み立て方の方に問題があるように思える。
この映画はまるで、パズルの解説文のようなのだ。
たとえば「ユージュアル・サスペクツ」なんて、あのやり口はもう反則なのだけれど、
それでもやっぱり、ネタを明かされたときの驚きと興奮は忘れられない。
この映画には残念ながらそんなマジックは感じられなかった。
ところで、若い頃のアンディ・ガルシアには興味がなかったけれど、今の彼は魅力的だ。
今日から映画選びの基準リストに「アンディ・ガルシアが出ている」という項目が増えました。